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「なるたる」、あきらとシイナを須藤が釣りに誘う話。それで１話。ああ、これアニメはヘタレだけど元がいいからスゲー「なるたる」のテーマとしてはいい話だと思った。鶴を折って死人につぐないをしてるあきらに魚釣りさせて「命を弄ぶのは楽しいよね」「魚の命と人の命、何が違うの？」とかね。いじめをしたりされたりしてる現役小中学生に見せてやりたい。大人が見ても須藤はおかしいやつだ、くらいにしか思われないし、魚と人じゃ全然違うだろ！とか平気でいわれそうだけどね。この作品は「常識」と思われてる命とか人間関係とかを再考させるネタを提示してるわけで、そういう意味では成功してるかな。あ、冒頭の鶴丸と彼の気を惹こうとする頭の悪い女子のやりとりも連載当時は「鶴丸、ヒデー！」だったけど今は彼のこと知ってるから女の子がバカにしか見えないね。あ、文吾の人形の足切断癖とかは唐突にそこだけ見せても何も伝わらないのでは？とか。
次。ホシ丸とシンクロ率を上げる特訓中に箒に乗った女の子に会う話。これ、原作でもたしか唐突にコミックス１冊でこの話をやられて前後の話につながりが全くないのでなんなのー？と当時は思ったけど、アニメのこのスケジュールで挿入されると、竜と竜の子（竜骸）とそれにシンクロしてる子供、乙姫とかの説明になってるし、竜の子が分子レベルで物質を生成してることの解説になっていてはぁはぁ、うまいなぁ、とか思ってしまった。これでアニメだけ見てなんでさとみの銃がうまく動作しなかったの？と疑問に思ってた人もあれはどこかから持ってきた武器だったんじゃなくて分子レベルでコピーして生成したもので、さとみがうまくその技術を習得出来てない＝うまく竜の子を操れていなかったということがわかるんじゃないだろうか。あ、そういえば富士演習場の青酸ガスの件は全然説明ねぇな。あれじゃ風下の人皆殺しだとか思われちゃうのでは？まぁ、それでも問題ないけどな。シイナの前に竜と乙姫が姿を見せるというのがいかに「ルール違反」な特別なことか、ホシ丸とシンクロできてないことがいかに異例なことか、が第三者を投入することで良く説明できてると思う。箒の人を好きだった娘の描写は流石に抑え気味になってしまったが原作よりもそういう竜の子とシイナの説明に徹していてこのエピソードの役割が明確になってて良かった気がする。
で、次、いよいよひろちゃんとあきらちゃんが出会う話、か。で、１クールで終わりってことは……げっ、「鬼」の話が１２、１３話かよ！だ、だめだ、このアニメ（涙）
「攻殻機動隊SAC」、臓器売買の話。おお、『ライトジーンの遺産』だねぇ。警察の問題だけど、看護婦さん経由で素子に話が。どうやら素子は心臓移植された少女と同じくらいの歳に全身義体化したらしい。『歌う船』なみだねぇ。シェルパーソン！おお、人工臓器会社、豚使ってるよ！『人獣細工』！なんと社長、ジェイムスン型！漢のロマン！（笑）俺も金持ちなら人型と両方持つね、きっと。脳殻入れ替えればいいわけでしょ。９課の連中、ハック得意すぎ！あ、これは記憶を消す薬を使われたってことなのかな？どうも犯罪組織じゃなく偽善者シロウト臭い。タチコマ、イイ！車が追突しないのは科学の力？マフィアじゃないかとか云ってビビってる！バトーとタチコマのずっしり感が同じで笑えた。口のグレネードってそうやって撃つのか！（笑）マフィア顔！いいところのお坊ちゃんはこれだからって典型だけどやっぱ素子が自分があの少女と同じ頃に義体になったからこんなに厳しくしたってことなのかな？「でられません〜！」ってタチコマはかわいいなぁ。ってだけの話でした。
映画「イノセンス」の前にこのアニメを見られてるのはいいことのような気がするなぁ。
「SDガンダムフォース」、騎士ガンダム・ゼロがセイラちゃんのために頑張る話。って、どーかんがえてもマーガレット市長にそんなあからさまに税金の無駄遣いみたいな巨大ケーキを建造って、おかしいですよ！この前の市長をモデルにした観覧車といい、市長はこの町で権力強すぎ！ラオウも逃げるくらいの覇王ぶり！で、ゼロが救えなかった国のお姫様の手が石化してくシーンが２回ほど流れたが、こーゆーシチュエーションに弱いのでマジ泣きしそうになった。自分を「守るべきものを守れなかった騎士」というゼロはロボで鉄面皮なのになんか聞いててジンときた。もう俺も年だな。武器マニア・ドムのアホっぷりが良かったが、巨大お菓子の装飾品（蝋燭とか）がミサイルになってしまうのはまぁ、そう見えなくもないのだが（苺型のパンツァーファウストとか）無理があったかなー。剣を奪われても気高く戦うゼロが最後まで頑張る話にしてほしかったけど、やっぱりお約束で最後に助っ人が入ってしまって残念。セイラちゃんはもう何が起きても平気なので放置の方向で。萌えないし。そして、やっぱり市長さんのオッパイがでかいのを再認識して俺もヒゲ付きジム（笑）の位置になりてーとか思ってしまうのだった。恐るべし、魔性の女。